空き家を放置するリスクとは?

〜「いつか使う」では遅いかもしれません〜
少子高齢化や人口減少が進むなか、日本中で空き家が増え続けています。
親から相続した実家、今は使っていない離れの家…。
「いつか誰かが住むかもしれない」
「時間ができたら片付けよう」
「いま忙しいし、まだ壊れてもいないから大丈夫」
そうして手をつけずにいるうちに、気づけば5年、10年と時が経っていた——
そんなケースは珍しくありません。
ですが、空き家を“そのまま”にしておくことは、実はとても大きなリスクを伴います。
「大切な家だったはずなのに、気づけば負担やトラブルのもとになっていた…」
そんな事態を避けるためにも、まずは“知ること”から始めてみませんか?
1. 劣化や倒壊の危険

誰も住まない家は、人の気配が消えた瞬間から劣化が進みます。
風が通らず、湿気がこもり、カビやダニが発生。
配管がさびて水が出なくなったり、シロアリに柱を食われていたり、
「久しぶりに見に行ったら、床が抜けそうになっていた」ということも。
さらに地震や台風などの自然災害によって、老朽化した空き家が倒壊すれば、
通行人や近隣の建物に被害を与える可能性もあります。
その場合、所有者が損害賠償責任を負うことになるかもしれません。
2. 近隣トラブルの原因に

庭の草が伸び放題、ポストにチラシが溜まりっぱなし。
誰の目にも「空き家」とわかる状態になると、不審者が侵入したり、ゴミが不法投棄されたり…。
実際に「誰かが勝手に住み着いていた」「火を使って火災になった」といった例もあります。
また、「地域の景観を損ねている」と苦情が寄せられることもあり、
近隣住民との関係が悪化してしまうケースもあります。
空き家が原因でご近所トラブルを抱えてしまっては、本末転倒ですよね。
■ 3. 固定資産税の負担が増える可能性も

意外と見落とされがちなのが、税金の問題です。
住宅が建っている土地には「住宅用地の特例」が適用され、固定資産税が軽減されますが、
空き家が倒壊の危険がある「特定空き家」と判断されると、この軽減が外れる場合があります。
結果、税額が最大6倍に跳ね上がることも。
「使っていないのに、何もしていないのに、税金だけ高くなる」という状況に…
放置したつもりが、負担を増やしてしまう可能性があるのです。
4. 資産価値の低下

「いつか売ろう」「人に貸そう」と思っていたのに、
いざ動き出そうとしたときには、建物が劣化しすぎて手遅れ…ということも。
・屋根の一部が崩れていた
・シロアリ被害で柱の交換が必要に
・室内がカビだらけで内見すらできない
こうなると、リフォームや修繕に多額の費用がかかります。
結果、買い手や借り手が見つからず、「資産としての価値がなくなってしまった」という声も多いのです。
空き家を“負担”で終わらせないために
空き家は、適切に管理し、活かしていくことで、大切な資産として蘇らせることができます。
でも、いざ何かしようと思っても、
「どこに相談すればいいかわからない」
「手続きが難しそうで不安」
「解体したいけど補助金は使える?」
そんな疑問や不安もあるはずです。
空き家リンクサービスがサポートします
私たち空き家リンクサービスでは、
空き家の「管理」「活用」「売却・解体」に関するさまざまなご相談をお受けしています。
建築士・不動産業者・行政書士・地域団体など
各分野の専門家と連携しながら、最適な解決策をご提案できます。
また、国や横浜市の補助金制度を活用した
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